2011年10月13日木曜日

豆知識:タワンティンスーユ


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皆さんは、インカ帝国の元々の名前をご存知ですか?
実は、「インカ帝国」というのは、ヨーロッパ人が後から付けた名前なんです。
インカの人たちは、自国のことを「タワンティンスーユ Tawantin suyu」と呼んでいました。
 これがインカ帝国の元々の名前です。
Tawa = 数字の4
Suyu = 国、地方、州
つまり、「4つの地方」という意味の名前だったんですね。
名前の通り、実際にインカ帝国は4つの地域に分かれていたようです。

北のチンチャスーユ Chincha suyu
西のクンティスーユ  Kunti suyu
東のアンティスーユ Anti suyu
南のコヤスーユ      Qolla suyu
これらの4つの地域はそれぞれ、帝国の首都クスコに面していました。
つまり、クスコを中心として、そこから4つの地域が広がっていたようです。


では、インカ帝国のこの「インカ」とは何でしょう?
インカとは、ケチュア語で「王」、「皇帝」を表します。
インカは太陽の子と思われていたので、太陽「インティ」から来ている言葉かもしれません。
最後のインカは、Atawallpa(アタワルパ)という人物だったと言われています。



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