2011年9月14日水曜日

代名詞  Sutiq rantin

マテを売るケチュアのおばあちゃん

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さて、今回はケチュア語の代名詞を見てみましょう。
単数 (ch`ulla)
Ñoqa  ニョカ  私
Qan   カン  あなた
Pay   パイ 彼/彼女


複数(Askha)
Ñoqanchis  (incluyente)   ニョカンチス  私たち
Ñoqayku (excluyente)     ニョカイク   私たち
Qankuna            カンクナ   あなた方
Paykuna             パイクナ   彼ら/彼女ら



ケチュア語には、「私たち」が二つあります。
「Ñoqanchis」と「Ñoqayku」の違いを説明しておきます。

Ñoqanchis  (incluyente・インクルイェンテ)    私たち「すべて」 
Ñoqayku   (excluyente・エクスクルイェンテ)  私たち、でも その中に含まれない人がいる場合


ちょっと難しいですね・・・。これはどういうことでしょうか?例を見てみましょう。
Aさん、Bさん、Cさんがいるとします。3人共、ペルー人です。
「私たちはペルー人です」という場合、3人共、皆その中に含まれるので、「Ñoqanchis」を使います。

Ñoqanchis Perumanta kanchis. 私たちはペルー人です。




そこに、Dさんもいることにします。Dさんは日本人です。そうすると・・・
Aさん、Bさん、Cさんが、Dさんに「私たちはペルー人です」という場合、Dさんはその中に含まれないので、「Ñoqayku」を使います。
Ñoqayku Perumanta kayku. 私たちはペルー人です。(でも、あなた(Dさん)は除いています)



要するに、「Ñoqayku」は仲間はずれ(?)の時に使うという感じですかね(笑)
話題になっている「私たち」の中に、対象外の人がいる時に使います。
このような区別は、日本語にないので理解するのが難しいかもしれませんね。



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